胃腸内科

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胃の不調が長く続いている方には、
ピロリ菌の検査・除菌をおすすめしています。

胃腸内科では、腹痛や下痢、便秘、感染性腸炎など胃腸に関する病気全般を診療しています。また、ピロリ菌が原因となる病気・症状の治癒のために、ピロリ菌の検査及び除菌も推奨しています。

感染性腸炎とは

胃腸内科の疾患でもっとも多いのが、ウイルスや細菌による感染性腸炎です。
急な下痢に吐き気をともない、熱があまり無い場合、ウイルスが原因の「ウイルス性腸炎」が疑われます。ウイルス性の腸炎は、これまでは1~2月の冬季をピークとしていましたが、福岡市の近年のデータによると春先に再び患者数が上がるなど、年間を通して、特に保育園などの乳幼児が集団生活を行う場所を中心に流行しています。ウイルス性の腸炎では、咳や鼻水が出たりするなど上気道炎症状をともなうこともあります。
「細菌性腸炎」の場合は、上記の症状に加え、ときに高熱をともないます。通常ウイルス性に比べると、細菌性のほうが症状は重篤になりがちです。
腸炎において特に注意しなければならないのは脱水症状です。下痢や嘔吐に加え、発熱による呼気や発汗により水分が失われます。特にお子さんや高齢者の場合は、自覚症状が出にくく、元気がなくグッタリしたときは脱水症状を起こしている可能性があります。

感染性胃腸炎の種類

ウイルス性腸炎

原因 ロタウイルス・ノロウイルス・アデノウイルスなど。
流行 主に冬場
治療 インフルエンザと違い、今のところ有効な抗ウイルス薬がありません。主に対症療法になります。

細菌性腸炎

原因 サルモネラ・腸炎ビブリオ・カンピロバクター・病原性大腸菌など。
流行 主に夏場。夏場の食中毒の主な原因
治療 菌に効く抗菌薬(抗生物質)を用います。

ピロリ菌について

ピロリ菌とは

ピロリ菌は、免疫力が弱い幼少期の6歳くらいまでに体内に入ります。胃の中には胃酸が出ているため通常の菌は死んでしまいますが、ピロリ菌は特殊な酵素を持っていて胃酸から身を守ることができるため、除菌しない限り、胃に棲み続けます。しかし、ピロリ菌自体はとても弱い菌で、大人の免疫力があれば、除菌後に再感染する確率は非常に少ないといえます。
ピロリ菌=胃がんというイメージがあるようですが、ピロリ菌保有者の胃がん罹患率は数値としては実はそんなに多くないのです。しかし、ピロリ菌を放置しておくと萎縮性胃炎を起こすことがあり、この萎縮性胃炎が胃がんを引き起こします。またピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となります。
ピロリ菌の除菌により萎縮性胃炎や潰瘍が治り、お腹の痛みが減り、胃の調子がよくなったという患者さまも数多くいらっしゃいます。胃に不調がある方は、できればお早めに検査を行うこと、菌が発見された場合は除菌することをおすすめしています。

ピロリ菌の検査方法

内視鏡で胃の組織の一部を採取する方法もありますが、当院では、吐き出した息を採取して調べる「尿素呼気試験法」と、ピロリ菌に対する抗体の有無を尿や血液で調べる「抗体測定法」で検査を行います。

ピロリ菌の除菌方法

2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬の計3種類の薬を一週間飲んでいただくことで、約7~8割の患者さまがピロリ菌を除菌できます。薬は、朝と夕方1日2回の服用となり、忘れずに毎回飲み続けることがもっとも重要です。
除菌治療が終了してから4週間以上をあけて検査をすると、除菌に成功したかどうかが判明します。成功していない場合は再除菌を行い、この2回の除菌で約9割の方が除菌に成功します。
なお、ピロリ菌の除菌治療を保険適用で行うには、慢性胃炎があること、胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病を罹患していること、早期胃がんに対する内視鏡の治療をした後であること、ピロリ菌感染による胃炎を患っていることなど諸条件があります。これらの病変に該当せず、ピロリ菌の検査だけを行う場合は患者さま10割負担となります。

内視鏡検査をおすすめしています

「最近ごはんが入らない」「体重が減った」などの症状で来院される方が多くいらっしゃいますが、内視鏡検査をされたことがある方は多くありません。そこで、内視鏡検査をおすすめした後、初めての内視鏡検査で異常が見つかるケースが実は多々あります。
病変が小さければ内視鏡手術で取り除くことができますが、大きくなってからでは、開腹手術となり身体的・金銭的にも患者さまの負担が重くなります。また、進行度合いによっては、手術ができなくなるケースもあります。早期に発見できていれば大きな問題とならなかったのに、これは患者さまにとっても医師にとっても非常に無念なことです。
また、早期に治療ができれば、病気発覚前の生活により早く戻ることができます。「もっと早く検査を受けていれば…」と後悔しないために、当院では、下記のような頻度で、定期的に内視鏡検査を受けられることをおすすめしています。

胃の内視鏡検査 40歳以上(ピロリ菌がいる方)1~2年に1回、(ピロリ菌がいない方)2~3年に1回
大腸の内視鏡検査 50歳以上(ポリープがある方)2~3年に1回、(ポリープがない方)3~5年に1回


当院の院長自身もそうですが、食べることが好きな人は、美味しいものを食べるときに幸せを感じます。ずっとモノをおいしく食べるためには、胃や腸が健康で、便通がスムーズであることはとても重要です。
だからこそ、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査を強くおすすめしたいのです。

詳しくは胃内視鏡検査大腸内視鏡検査

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