大腸内視鏡検査

こんなお悩みありませんか

このような症状がある方は大腸の病気が疑われます。早めに大腸の内視鏡検査を受けましょう。
大腸の異常はお通じに顕著に現れます。ご自身の便について伺うと、「よく見たことがない」という方が多くいらっしゃいますが、大腸の病気の早期発見のために、普段から便を観察する習慣をつけてください。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査は一般では「大腸カメラ検査」と呼ばれます。 管状の小さなカメラを肛門から挿入し、腸の病変の有無など、内部の様子を直接確認していくという検査方法です。カメラの映像はモニターに映し出され、その場で状態を確認することができます。 大腸内視鏡検査は大腸がんの早期発見など、腸の疾患の治療に効果が高い検査として知られています。 食事の欧米化と関連性があるといわれる大腸がんは全国的にみても近年増加傾向にあり、死亡原因の順位でも男性3位、女性1位となっています。 大腸がんは約7割がポリープからできるとされ、特にポリープが1cmを超えるとがんになりやすいといわれています。逆にいえば、小さいポリープのうちに内視鏡手術などで切除してしまえば、大腸がんを防げる可能性が高くなります。 すでに大腸がんになってしまっていた場合も同様で、がんの早期発見・早期治療に結びつきます。思い切って一度検査をすれば、経過観察が必要な人を除き、次回の検査は約3年後でOKです。 大腸の内視鏡検査においては、男女問わず、「医師にお尻を見られるのが恥ずかしい」という声をよく聞きますが、検査する医師は腸の内部にしか目が行かないものです。 「そうはいっても抵抗がある……」という方は、「一時の恥」を我慢して、「一生の健康」をとることを意識してみましょう。

当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴

当院は胃腸内科専門の医師として、患者さまへ安全な大腸内視鏡検査を実施しており、安心して検査を受けていただけるよう力を尽くしております。
大腸内視鏡検査に対して不安がある方はどのような些細なことでも構いませんので、ご相談ください。

鎮静剤について

鎮静剤について

内視鏡検査に対して不安のある方には鎮静剤を用い、心身リラックスした状態で検査をする場合もあります。もちろん鎮静剤を使わない検査も承っておりますが、「苦しそうだから」「怖いから」といった理由で、「鎮静剤を使ってほしい」という方が少なくありません。 ただし、鎮静剤を使用することにもリスクが伴います。具体的にいうと、感覚を麻痺させることで「心肺に強く作用し、呼吸が止まってしまうことがある」「痛みに反応しないため、検査で痛みがあることに気づけない」「感覚の戻りが遅く、転倒してしまうことがある」などの危険性です。 医師と患者さまの双方にメリットがある反面、副作用や危険性もあることから、鎮静剤の使用は慎重になる必要があります。 当院では、鎮静剤の使用に対して、ガイドラインを遵守し、安全かつ万が一のことも想定した体制で検査を実施しています。

感染防止について

内視鏡検査による感染を心配される方もいらっしゃいますが、当院では使用後の内視鏡は毎回、日本消化器内視鏡学会「消化器内視鏡の洗浄消毒マルチソサエティガイドライン」に沿って適切な消毒を行っています。
処置具は酵素洗浄剤で洗浄した後、超音波による超音波洗浄器で洗浄を行い、さらにオートクレーブ滅菌を実施しています。上記ガイドラインに従って定期培養検査を行い、菌がいないことを確認しておりますので、どうぞ安心して内視鏡検査をお受けください。

筋弛緩剤などの使用について

大腸の内視鏡検査には、「とにかく苦しい」というイメージがあるようです。苦痛を避けるためには空気で腸を膨らませることなく、折り畳まれている腸をできるだけ伸ばさずに行うことが必須であるので、胃の内視鏡検査よりもテクニックを要するといわれています。
また、大腸の内視鏡検査を短時間で行うために、筋弛緩剤の一種を投与する医療機関(クリニックなど)もありますが、当院ではできるだけ薬を使用したくないとの理由から、現時点では使っておりません。

検査の流れ

※当院での内視鏡検査は基本的に予約制となっています。あらかじめお電話やメールでご連絡ください。

1受付

1 受付

受付にて問診票をお渡しいたしますので、現在の症状、病歴、現在治療中のご病気、服用中のお薬についてご記入ください。

2診察

2 診察

検査の前に診察をいたします。血液検査やほかの検査のご希望がありましたらお伺いいたします。検査について説明し、ご理解いただきました後、同意書にご署名いただきます。 その後、検査の予約を行います。 看護師から前処置(下剤の飲み方や検査前の注意事項など)について説明があります。

3検査準備

3 検査準備

ご自宅で下剤を飲んでいただき、指定されたお時間にご来院ください。 看護師が更衣室へご案内いたしますので、手荷物や上着、靴、メガネなどをロッカーに入れて、検査着に着替えていただきます。 次に検査室へ移動いたします。 大腸の一部のみ検査の方は前処置として検査前に浣腸を行います。

4検査

4 検査

ご希望に応じて、鎮静剤の点滴を行い、緊張や不安を和らげます。 検査時間は約20~40分です。

5休憩

5 休憩

検査終了後、状況に応じてリカバリー室のリクライニングソファか、検査したベッドで1~2時間程度休んでいただきます。 お休みいただいた後は検査着からご自身の衣服に着替えます。

6検査結果説明

6 検査結果説明

写真を見ながら検査の結果をご説明します。 組織検査を行った場合は、約7~10日後に検査結果が出ますので、再度ご来院いただき説明をいたします。

費用

¥6,000(3割負担の場合)
※組織検査を行う場合は別途料金がかかります。

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ご相談ください

診療時間
9:00~12:00 / 14:00~18:00
※昼休み…12:00~14:00
休診日
木曜午後 / 土曜午後 / 日曜 / 祝日